合掌
めっちゃカッコ良くて、でもやっぱり怖くて、そんな僕のビクビクした眼差しを知ってか知らずか、いつも優しく微笑んで話しかけてくれた先輩が亡くなった。
昨年末には、僕に天才の持つ力の差を見せつけてくれた年下のミュージシャンが亡くなった。
二人とも、頻繁には会わなかったけど、今の僕の血となり肉となり骨となり、そして声と言葉になっています。
僕は僕の中で勝手に「ありがとう」と「大好きだよ」を伝えて、あとは胸にしまっておくつもりでした。
でも、なぜか、今夜はそんな独り言を誰かにそっと聞いて欲しくなりました。
別れや悲しみが増えるほど、新しく生み出す音楽が老け込むような気がして、それと抗って創作しています。
でも、うぶな子供のご機嫌を伺いながら跪いた目線で並べた言葉で作られた嘘っぽい歌には、今は興味がないんです。(あっ、女の子にはモテたいです。)
今の自分の心と見ている景色に正直に言葉とコードとメロディを選んで、その中で「これは俺が発明したものか?新しいのか?響くのか?度肝抜けるのか?」と自問自答しながら、作って歌って行きたいです。
俺にしか出来ない歌、俺にしか見せられない歌。それさえ出来ればあとは聴いてくれる人の自由にしてもらいたい。
その上で、売れたいなぁ。
先に死んだ先輩と後輩に「今の焦ってるお前、めっちゃダサいで!」とか、そんな腹の立つ突っ込みを入れられたくないから、、、常に僕の側にいる姿形のない大きなものとちゃんと真正面から闘って、歌を歌い続けたいと思う。
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コメント
もがきながらも身を魂を削って
ステージに立ってる貴方は最高やで
投稿: Hさん | 2017年3月 4日 (土) 04時03分